アメリカ中西部での生活

2012年ごろだったと思いますが、当時大学生だった私は、アメリカ留学エージェントに相談して、所属大学の研修プログラムに応募し、アメリカ中西部のとある州(五大湖周辺)に1ヶ月ほど滞在することになりました。研修なので、基本的にはアメリカの提携大学の施設で、その大学の学生さんに日本語を教えたり、日本語クラスの補助をしたり、日本文化を紹介したりして過ごしていました。印象に残っていることにひとつは、歴史のある建造物です。最近の日本の大学は、新しくて綺麗なビルが校舎であることが多いですが-それもキレイで良いのですが-、こちらの大学や住居は古いヨーロッパ風の建築が残っていて、自社仏閣が好きな私にとっては、大変風情を感じました。きっと日本と違い地震などの自然災害が少ないおかげなのでしょう。そういった建物の中での生活は、ディズニーランドに行ってワクワクする気持ちに共通する部分がありました。また、もう一つ印象に残っていることがあります。大学の先生の車に乗って移動している時、嗅いだことのない異臭が車内に立ち込めました。私が「何ですかこの臭いは?」と聞くと、「ああ、これはスカンクの臭いだよ。さっき道路脇に死骸があったから。」と答えました。スカンクの臭い攻撃は、相当に強烈なんだなと理解できた良い思い出です。